ysnの自由雲日記

自由雲の日記

風炉の終わりは中置きで

もう風炉も終わりで、11月からは炉を使う事になる。風炉も10月になると中置きにして、普段は左に寄せる炉を少しでもお客様が暖かいように畳の真ん中におくことになる。このように意味がはっきりしているものは良いが、中には特に理由無く決まっていることもある。

先日の東京大茶会では、イスラム教徒の外国人のオネーサンにすごく当たり前の事の理由をきかれてちょっと困った。とっさに答えが出ず、とりあえず伝統的にそう決まっているんですよ、とつたない英語で伝えたが少々ご不満の様子。家にかえってじっくり考えて、理由はなんとなくわかったような気がしたが、時すでに遅し。常に物事の意味を考えること、トッテモジュウヨウネ。外国の方に教えられました。