ysnの自由雲日記

自由雲の日記

池上自由雲 Since 1956

ysngjn2009-11-12

というわけで、2-3年前?に検索で見つけて以来ようやく自由雲にいった。

ドアをぎーっとあけるとくるっと丸いカウンターがあり、お年を召したマスターがイス席で背中をむけて本を読んでいた。こんばんは、といっても反応がないので、大声で、こ・ん・ばんは。というといらっしゃいと、にこやかに対応。
手描きのメニューに、黒板には、短い季節の詩がチョークで。

おいしいピザとサントリープレミアムモルツをのみながら、名前の由来をきいた。お客さんが30年ほど前に、寿屋にちなんで、寿運とかの候補を考えた中で、この漢字にしたのはわかったが、なぜ、じゅうん なのかはいまいちわからない。まあなぞはなぞのままがよいな。そして私もじゆうんですと名乗ったら少し驚いてくださった。

浜口庫之助とハワイアンやったり、大東亜戦争時、支那でトラック隊だったが、ガソリンがきれアルコール燃料のトラックになったので、アルコールをこっそり飲んだら、メチルをまぜられた話とか、ダンスホールでの思い出、などいろんなお話を伺う。よく考えたら、その頃の大人だった方に直接昔の話を聞いたのは初めてかも。。。


最後にゆったりとした手つきで、シェイクされたMyTokyo という2016年東京オリンピック招致失敗ではなく、1964年オリンピック記念のカクテルをいただき、ウィスキーとキュラソーの香りとライム苦みのハーモニーを楽しみながら、お店をあとにした。

55周年まではがんばるとか。今後は勤務地からもちかいし、同じ名前のよしみということで、ちょくちょくよろうか。